私が咄嗟に思いついた小説集

─ある日の夏

それはもう記録的猛暑を観測したある日のこと

これから学校は
いや、学生たちは夏休みを迎えようとしていた頃

突如として
謎の転校生が現れました

『皆さん、初めまして尾之内 優太(おのうえ ゆうた)と言います。よろしくお願いします』

そう答えた謎の転校生

謎というのには理由がある

それはその転校生が
金髪に紫色の目をしていたからだ

休み時間になると、クラスメイトはみんな
その"なぞの転校生"に群がる

まぁよくある光景だよね

私は机に座ったまま、頬杖をついて

なぞの転校生とクラスのみんなを見ていた

(そのうち飽きるでしょ?)

そう思いながら、私は教室を出て

人を寄せつけない空き教室へと向かった

そうここはある人物だけが出入り可能な場所だ