これは…ぞくにいう禁断の恋!?

ピピピッ!
規則的な音に目を開けるカーテンの隙間から覗かせてる太陽が眩しい。
「ん、ん〜ふわぁ起きるかぁ…」
眠い目をこすりながら洗面所に向かおうとしたその時
コンコン!ガチャ!
「おはよ!柚姫(ゆずき)!」
ルームシェアをしている渡辺 優莉(わたなべ ゆうり)に起こされた
「おはよ、優莉は元気だねぇ」
「なにおばあちゃんみたいなこと言ってんの!今日から仕事でしょ?遅刻しちゃうよ?」
「そうでした、ありがとっ!ってもうこんな時間!?」
急がなきゃと慌てるわたしに優莉は
「はい、コレ」
とあるものを渡してきた。
「これ、なに?」
と聞くと
「え、スーツとかもろもろ」
と神対応
「え、まじで?ありがとうほんとになにからなにまで」
「いーよ、遅れられないんでしょ?」
「あ、洗面所行ってくるね!」
「はいはーいじゃあ私は朝ごはん作って置いとくね」
「え、まじで神ありがとう」
「はいはい時間ないんじゃなかったの?」
「あぁ!そうだった!」
バタバタとしているわたしに優莉は
「まったく忙しい子ね」
と微笑んでいたのをわたしは知らない