檻の外で咲く恋

男の視線が、潤羽へと向く。

一瞬だけ観察するように見て。

それから、少しだけ柔らいだ。

ホストA「芹羽ちゃんから話を聞いていたから
    無事でよかったよ」

その一言は、
飾り気がないのに、やけに真っ直ぐだった。

潤羽「お姉ちゃんは?」

潤羽がすぐに聞く。

男は顎で奥を示す。

ホストA「休ませてる。意識はある」

それを聞いた瞬間。

足が、勝手に動いた。

潤羽「お姉ちゃん!」

カーテンを開ける。

そこに。

ベッドに座るお姉ちゃんがいた。