檻の外で咲く恋

やっと、

やっと、

繋がった。

バラバラだった糸が。

今、少しずつ。

ひとつに結ばれていく。

ネオンの光を抜けて、
少しだけ落ち着いた通りに入る。

さっきまでの喧騒が、
嘘みたいに遠くなる。

蒼真「ここだ」

蒼真が足を止める。

看板の明かりは控えめで、
外から中の様子は見えない。

潤羽は小さく息を呑んだ。

蒼真「行くぞ」

短く言って、
蒼真が扉を開ける。

中に入った瞬間。