檻の外で咲く恋

一瞬だけ迷って、
出る。

潤羽「……はい」

ホストA『潤羽ちゃんの番号であってる?』

低い男の声。

潤羽「……え?」

心臓が跳ねる。

ホストA『安心して。
    保護してるよ、
    芹羽ちゃんから番号聞いてかけてるんだ』

その一言で、力が抜けそうになる。

潤羽「……本当に?」

ホストA『ああ。うちの店で休ませてる。
    系列店舗だから営業終わりに蒼真さんとおいで』

少し間を置いて。

ホストA『今、上の人に繋ぐね』

電話が変わる。

統括『もしもし』