檻の外で咲く恋

短く頷く。

ホストA「一人?」

少しの沈黙。

それから私は、小さく頷いた。

完全には言えない。

でも。

何も言わないのも、怖かった。

ホストA「……事情、ある感じ?」

探るようで、
でも無理に踏み込まない声。

私は、迷って。

それでも、少しだけ口を開く。

芹羽「……逃げてきて」

それだけで、
十分だった。

男性の表情が変わる。