檻の外で咲く恋

夜の街は、思っていたよりも遠かった。

ネオンの光が近づくたびに、
現実から離れていく気がする。

潤羽「……もう少し、だよね」

潤羽がスマホを見ながら言う。

私は頷こうとして――

ふらりと、視界が揺れた。

芹羽「……っ」

足が止まる。

呼吸が浅くなる。

潤羽「お姉ちゃん?」

芹羽「……ごめん、ちょっと……」

その場に、しゃがみ込む。

うまく立てない。

潤羽「大丈夫!?」

潤羽が慌てて支える。

でも。