檻の外で咲く恋

自ら調べていたんだ

潤羽「前に調べたことあって」

少しだけ視線を落とす。

潤羽「名前と、働いてる場所……たぶん、ここ」

スマホの画面を見せる。

ぼんやりと光る文字。

店の名前と、場所。

芹羽「……ここに、いるの?」

潤羽「確証はない。でも」

潤羽は顔を上げる。

潤羽「他に頼れる人、いない」

その言葉は、重かった。

現実を突きつけるように。

私は少しだけ俯いて。

それから、ゆっくり頷く。