檻の外で咲く恋

次の日、潤羽から屋上に来るように呼び出された

屋上は、思ったよりも静かだった。

昼休み。

誰もいない時間を選んで、
潤羽は先に来ていた。

ドアが開く音。

少し遅れて、私が屋上に到着

芹羽「……どうしたの?こんなとこで」

いつも通りの声。

でも。

潤羽は答えない。

代わりに、
持ってきたノートとペンを差し出す。

芹羽「え?」

首を傾げる。

そのまま、
最初の一行を書いて見せる。

潤羽 “声、出さないで”