檻の外で咲く恋

誰もいない部屋で。

それが、自分の役目だと決めた。

まずは、証拠。

そして、逃げる準備。

一人じゃ無理でも、
二人ならいける。

いや。

一人でも、やる。

お姉ちゃんを、ここから連れ出す。

どんな手を使ってでも。

スマホを開く。

検索履歴に、
新しい文字が並んでいく。

潤羽「……待ってて、お姉ちゃん」

小さく呟く。

その声は、
今までで一番強かった。

守るって、
決めたから。

もう。

見て見ぬふりなんて、しない。