檻の外で咲く恋

温かい。

現実の温度。

芹羽「うん」

震えながら、
小さく頷く。

完全には消えない。

きっと、すぐには消えない。

それでも。

前とは違う。

一人じゃない。

それだけで。

少しだけ、
踏みとどまれる。

その夜。

一人で、少しだけ外の空気を吸う。

冷たい風。