檻の外で咲く恋

でも。

玲央「大丈夫か」

それだけは、必ず聞かれる。

その距離が、
ちょうどよかった。

近すぎない。

遠すぎない。

ただ、そこにいる。

それだけで。

少しだけ、
安心できる場所になっていた。

ある日。

ふとした瞬間に、
音が重なった。

ドアが閉まる音。

足音。

低い声。

一瞬で。