檻の外で咲く恋

でも。

ちゃんと“生活”になっていた。

潤羽は、机に向かっていた。

参考書を広げて、
ペンを走らせている。

芹羽「すごいね」

声を掛けると、潤羽は顔を上げて笑った。

潤羽「やるって決めたから」

迷いのない言葉。

その姿が、
少しだけ眩しく見える。

芹羽「そっか」

自分には、まだそこまでの強さはない。

でも。

少しずつでいい。

そう思えるようになっていた。

昼間。