檻の外で咲く恋

その一言が、
やけに自然に胸に落ちる。

蒼真「この人が、玲央」

お兄ちゃんが短く紹介する。

蒼真「店の代表」

玲央「よろしく」

玲央が軽く言う。

堅苦しくない。

でも、距離も詰めすぎない。

ちょうどいい距離。

それが、少しだけ心地いい。

玲央「昨日、潤羽ちゃんが迎えに行った子だよね」

ふと、玲央が言う。

私は少し驚いて頷く。

芹羽「はい……」

玲央「よく頑張ったね」