檻の外で咲く恋

詳しい説明はない。

でも。

断る理由もなかった。

外に出る。

昼間の街は、
夜とは全然違って見える。

同じ場所なのに、
少しだけ安心できる。

向かった先は、
昨日とは別の店。

蒼真「ここ」

お兄ちゃんが扉を開ける。

中に入ると。

昨日とは違う、
落ち着いた空気。

玲央「来たか」

奥から、あの時の声。

振り向くと。

昨日、電話越しに聞こえた男がいた。