檻の外で咲く恋

正直に答える。

蒼真「なら食え」

テーブルに並べられる朝食。

簡単なもの。

でも。

ちゃんと“誰かが用意した”ご飯。

それだけで。

胸の奥が、少しだけ温かくなる。

芹羽「……ありがとうございます」

席に座る。

手が、少しだけ震える。

でも。

昨日よりは、マシだった。

潤羽「お姉ちゃん、起きてたんだ」

後ろから声。