檻の外で咲く恋

蒼真「ここにいろ」

はっきりと。

迷いのない声。

蒼真「他に行くとこねぇだろ」

その言い方は、
少しだけ乱暴で。

でも。

拒絶は、どこにもなかった。

潤羽「……いいんですか」

潤羽が聞く。

お兄ちゃんは、少しだけ視線を逸らす。

蒼真「血、繋がってんだろ」

ぶっきらぼうに言う。

蒼真「それで十分だ」

その言葉に。

胸の奥が、じんと熱くなる。