「…仲間が盗んだ分のお金を、返していたんだ」 「……えっ?」 私が驚きの声をあげると、レウロは焦りながら胸の前で両手をぶんぶんと横に振った。 「そ、そのお金は盗んだ物じゃないよ!ボク、昼間は大道芸で稼いでいるから、それで…」 真っ直ぐな目を見て考える。 たぶん、レウロさんの言葉に嘘はない。 でも、それじゃあなぜ……。 「分からないな。窃盗団のお前が、なんでそんなことを…」