自分に用意された部屋へ入り、荷物を床に置く。 持っているのは必要最低限のお金と、ケガに良く効く薬草、さっきのチラシ、お父さんから渡された髪飾り、そして__。 「ここまでの長旅…お互いお疲れ様だね、相棒」 旅立ちの前にお父さんから貰った剣が日の光にあたり輝きを放つ。 大切に机へと下ろし、小さく息を吐く。 この子がいれば戦闘は大丈夫。 「…さてと、取りあえず仲間にしたいのは……」 ベッドに腰を下ろし、腕を組み考える。