少女は仲間と“魔王”を倒す!


 ***

 「…ダメだね、どこにもいない」


 しばらく探し回ってから三人で合流する。

 エトさんがため息を吐きながら出した言葉に、私とグリスが頷いた。


 「何らかの方法で逃げたのかもしれないな…捕まえられずすまない、カナヤ」


 グリスは頭に手をやり申し訳なさそうに眉を下げた。


 「いえ、大丈夫です。それに、今から窃盗団を捕まえに行くなら、そこにあの女の子もいるかもしれません…!」


 __まだ諦めるには速いですよね…!

 私がそう言うと、二人も同意の言葉を口にした。