*** 「…ダメだね、どこにもいない」 しばらく探し回ってから三人で合流する。 エトさんがため息を吐きながら出した言葉に、私とグリスが頷いた。 「何らかの方法で逃げたのかもしれないな…捕まえられずすまない、カナヤ」 グリスは頭に手をやり申し訳なさそうに眉を下げた。 「いえ、大丈夫です。それに、今から窃盗団を捕まえに行くなら、そこにあの女の子もいるかもしれません…!」 __まだ諦めるには速いですよね…! 私がそう言うと、二人も同意の言葉を口にした。