「え?…えっと…」 視線を上にさまよわせながら記憶を遡る。 「確か、金髪で…左目の辺りに泣きぼくろがあったような…?」 私の言葉にグリスが顔をしかめた。 「…やられたな、ソイツはオレが追っている窃盗団の一人だ…!」 「えっ…!?」 「カナヤ、その子を最後に見たのはどこだ?」 「魔物と戦う前です、船内に連れて行って…」 まだ船の中にいるかもしれない。 この船は魔物に襲われ海上に止まっていたのだから逃げ場はないはず…。 私達は手分けをして女の子を捜すことにした。