「その名前の通り魔族を崇めて、魔族の味方をする奴らのことさ。そいつらとシスターが一緒にいたって目撃証言があったんだ」 「実際にシスターさんに確かめた訳じゃないのに…」 「そう、誰もシスターの話を聞いていないのに決めつけてる__だから僕は魔王に近づき、もう一度シスターに会う」 そのために、エトさんは私の仲間になったんだ。 「私、エトさんがたくさん話してくれて、なんだか嬉しいです」 「…別に、仲間になる奴には知っていてほしかっただけだから」