少女は仲間と“魔王”を倒す!


 「星空が綺麗ですね」


 「ここは空気が澄んでるからね…起こしたか?」


 「いえ、目が覚めちゃって」


 ちらほらと舞い落ちる雪を二人で並び見る。


 「…くちゅんっ…!」


 「もう、そんな薄着で出てくるからだよ…ほら」


 エトさんが自分の羽織っていた上着を私に被せてくれた。

 エトさんが寒くなるのでは?と聞くと、僕は慣れてるからと言われてしまう。


 なので、ありがたく使わせてもらうことにした。