「良かった…私(わたくし)心配しましたのよ!?魔王の討伐試験を受ける、なんて置き手紙だけ残して行ってしまうから…!」 「…わ、悪かったよ、でも試験は合格したから」 涙ながらに訴えるノエルさんにエトさんがたじろぐ。 その光景を見守っていると、ふとノエルさんと私の視線が合った。 「あら…?そちらの方は……?」