少女は仲間と“魔王”を倒す!


 穏やかな気候で暮らしやすい“春島”。

 太陽に最も近い灼熱の大地“夏島”

 赤や黄と木々が艶やかに色づく“秋島”

 そして銀世界の雪原、“冬島”


 「私、四季島って初めて行きます…!」


 「…緊張しなくても、気候以外はどこもそんなに変わらないよ」


 「そんなつまらないこと言わないで下さいよ!」


 大きな船に乗り込み景色を眺める。

 段々と小さくなっていくゼロの島に手を振り、別れを告げた。


 「さよーならーーー!」


 「やめなよ恥ずかしいな!」