少女は仲間と“魔王”を倒す!


 「え、エトさん、今なんて……?」


 「だから、カナヤのパーティーに入れてほしいんだけど…駄目ならそう言ってもらって構わな__」


 「ぜひ!ぜひとも、よろしくお願い致します!!」


 エトさんの手を両手で握り締めながら、ズイッと顔を近づけて言い放つ。


 「ちょ、近い近い近い!離れてくれる!?」


 背をエビのように反り離れようとするエトさんを見て我に返る。


 「す、すみません…初めて仲間が出来て、嬉しくてつい…」