少女は仲間と“魔王”を倒す!


 エトさんが呆れたように息を吐く。

 そしてしばらく二人で空を見上げていると、ふいにエトさんが呟いた。


 「…僕も、明日ここを立つんだ」


 「えっ…そうなんですか?」


 「うん、それでなんだけど…」


 そこで言葉を一区切りして、エトさんが私を見た。


 「僕を、カナヤのパーティーに入れてほしいんだ」


 「そうですか、私のパーティーに………?」


 __は???