少女は仲間と“魔王”を倒す!


 「しかし、遊んだら眠くなってきてしまった…よって、ワシはしばし寝ることにする」


 魔王はそう言うなり、床に寝転ぶ。


 「どこまでも自由ですわ、この方…」


 「寝るのは良いけど、その前に僕らを地上に帰してよね!って………」


 エトさんの言葉に反応するかのように、上へと続く長い階段が現れる。

 頭を抱えるエトさんが呟く。


 「最後まで階段かよ……」


 「わはは!そう言うな、若い者は足腰を鍛えねばて!」