少女は仲間と“魔王”を倒す!


 「楽しいのう、楽しいのう…」


 血を流しながら、なおも楽しそうに魔王がゆらりと刀を構えた。


 「__楽しくなってきたわい!!」


 私が駆け出す。

 仲間達の応援を背に受けて、魔王へと剣を振る!


 「遅いわ__!!!」


 魔王の振り抜いた刀が、一歩早く私の胸をとらえた!

 __ピシッ!!!


 刃が貫こうとする寸前、私の胸元が青く光り、刀を弾く!


 「__なに!?」