少女は仲間と“魔王”を倒す!


 爆風が起き、辺りが白い煙に包まれる。

 それと同時に魔王の攻撃を受けて、私達は吹き飛ばされてしまった。


 「カナヤ!!」


 「ノエル!!」


 私をレウロさんが、ノエルさんをエトさんが受け止める__。


 ゲホゲホと咳き込む私達を見つめながら、魔王はこてんと首をかしげた。


 「ふむ…もう終わりか?」


 余裕しゃくしゃくといった魔王の様子を見て、私の額から一筋の汗が流れる。