階段を登り切った先にあった光景。 それは、広い空間に鎮座する玉座…。 その玉座に座り、こちらを見つめる“魔王”の姿だった。 睨みつける私達を見て、“魔王”は無邪気に笑う。 「おぉ、待っておったぞ挑戦者共よ」 赤と青のオッドアイが細められる。 それはまるで獲物をねぶみするかのような仕草だった。 「…あなたはてっきり、お城にいるものだと思っていました」 私の言葉に“魔王”はニコニコと笑った。