「先に進みなさい。ノエルが戦っていますよ」 エトさんが一瞬、悲しそうな顔をした。 だけどすぐに私達を振り返り、「…先に行こう」と頷く。 そして、迷いを振り切るかのように階段へと駆け出したエトさんを、レウロさんと一緒に追いかける。 後ろを見るとシスターさんは、はかなげな表情でエトさんの背を見つめていた。 __シスターさんも、本当はまたエトさん達と暮らしたいんじゃないでしょうか? 喉まで出かかった言葉は、言えることなく消えていった。