「だったら__なぜ、魔物に子供を襲わせなかったんだ?」 エトさんのその言葉に、私は冬島の…エトさん達が住まう教会を思い出す。 教会を襲ったにしては、魔物の攻撃の痕が少なすぎることが気になっていた。 「…何のことでしょうか?」 シスターさんが首をかしげる。 「アンタは知ってるだろう!?あのとき、魔物は孤児院の敷地内を襲った…だけど、中にいた僕達子供のことは襲わなかったんだ…!」 その言葉を聞いたシスターさんが下を向いた。