そのとき、コツコツとこちらへ向かってくる靴音が聞こえた。 「探知魔法の前ではどこに隠れても無駄ですよ」 この場にそぐわない、優しい声が響きわたる。 見ると、黒い修道服に身を包んだ女性が私達の前に立っていた。 「__アンタは……!!」 エトさんが驚いた様子で修道服の女性を見ている。 __もしかして…この人が……!? 「…久しぶりですね、エト」 女性は懐から逆十字架を取り出し、私達に向かって軽く会釈をした。