少女は仲間と“魔王”を倒す!


 光から伸びた大きなツメが私の髪をかすった。

 あのままだと致命傷を負っていたかも知れない。


 「ありがとうございます、レウロさん…!」


 「気にしないで…でも、これはマズいね…」


 辺りを見回すと、前方だけでなく右、左、そして後ろにも紫色の光が現れ、魔物を召喚していた。


 「…囲まれた、か…!」


 エトさんが焦ったように呟き、レウロさんが悔しそうに言い放つ。


 「透明化の魔法、かけてたのに…!なんで居場所がバレたんだろう…!?」