少女は仲間と“魔王”を倒す!


 柔らかな光が傷を癒していくのを感じた。


 「魔王戦を控えてるから気休め程度の治癒魔法だけど…このくらいはね」


 「カナヤにばかり苦労させてゴメン…ボクも戦えたら良かったんだけど…」


 「エトさん、レウロさん…ありがとうございます…!私なら大丈夫ですよ!」


 心配そうな二人に笑顔で返す。

 こんな状況の中、戦うすべを持たない二人が無事でいてくれたことが嬉しかった。

 私はスッと剣を構える。


 「私が魔物達を倒しながら突っ切ります…!二人は後に続いて下さい…!」