そんなとき。 「…カナヤは魔王を討伐するっていう方向性でいいわけ?」 エトさんが首を傾けて問いかける。 「…はい…?」 「いや…ほら、育てられた恩とか、そういうのが邪魔してたりして、父親を倒すのがそもそも嫌だとか…そんな気持ちは無いってこと?」 「…無い、ですね、そういうのは…」 “魔王”ですし、悪いこともたくさんしてますし…。 私の答えに、エトさんはため息をもらした。