少女は仲間と“魔王”を倒す!


 「そう言われていたから、私は仲間捜しの旅に出たんです。そして…エトさんと、グリスと、レウロさんと、ノエルさんに出会えた」


 私は全員の顔を見回す。

 そして、冷たくなった手の平を、ぎゅっと握り締めた。


 「こんな話を聞いても…それでも、私と一緒に、“魔王”を討伐をしてくれますか…?」


 たとえ拾われたんだとしても、私は魔王の“娘”だ。

 もしかしたら敵だと思われて今日、この場でパーティーを解散することになるかも知れない。

 そもそもこんな突拍子もない話を、信じてすらもらえないかも__。

 私の不安がつのっていく。