「そう言われていたから、私は仲間捜しの旅に出たんです。そして…エトさんと、グリスと、レウロさんと、ノエルさんに出会えた」
私は全員の顔を見回す。
そして、冷たくなった手の平を、ぎゅっと握り締めた。
「こんな話を聞いても…それでも、私と一緒に、“魔王”を討伐をしてくれますか…?」
たとえ拾われたんだとしても、私は魔王の“娘”だ。
もしかしたら敵だと思われて今日、この場でパーティーを解散することになるかも知れない。
そもそもこんな突拍子もない話を、信じてすらもらえないかも__。
私の不安がつのっていく。



