「少し、外に出てみませんか?カナヤさん」
「…え…?」
***
ノエルさんから上着を借り、二人で教会の外へ出る。
ちらほらと舞う粉雪に身を縮めながら、新鮮な空気を吸い込んだ。
ノエルさんが隣に立って背伸びをする。
「冬島の夜は冷えますが、考え事をするときは頭が冴える気がして…私やお兄様もよくお散歩に出ていくんですの」
そういえば、あの時はエトさんが外を散歩していたっけ。
魔力量が人より少ないこと。
ずっと捜している人がいること。
それに魔物信仰が関係しているかもということを教えてくれたときだ。
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