ノエルさんが頭を下げる。 それに合わせて赤いリボンが揺れた。 それから数時間後。 教会に帰ってきたケントさんと入れ替わりに、私達は森エリアへと足を向けた。 *** 「このエリアの奥には、気性の荒い魔物がいるんだ。ちょうどギルドから討伐命令が出てる奴」 エトさんとノエルさんを先頭に獣道を歩く。 雪まみれで全く整備されていない…それだけ長い時間、人が立ち入っていないことが分かる。 ざくざくと厚い雪を踏みしめながら辿り着いたのは、雪の降り積もった洞窟らしき場所だった。