「なんだよソレ!」とぷんすか怒るレウロさんと呆れた様子のエトさん。
私はその光景を見つめながら、小さく微笑んだ。
「どうしたんだ、カナヤ?」
「グリス…仲間っていいですね、本当に」
それは正直な自分の気持ちだった。
一人で旅をしていたころが嘘みたいににぎやかで、楽しかった。
「…ああ、そうだな。オレも、お前達といると心が安らぐというか…本当の仲間ってこういうものなのかと感じているよ」
グリスは騎士の仲間に置いていかれたり嫌味を言われたりしていた。
私とはまた違う感情を噛みしめているのかもしれない。



