「お嬢ちゃんの髪飾りが勇者の物だって噂は俺の耳にも届いていた。…教団のことだ、勇者の証を奪って嫌がらせをしたかったんだろうよ」
それでレウロさんを利用して盗ませたんだ…。
まさか、ゼロの島から広がった勇者の髪飾りの話が夏島にまで届いているなんて…。
私は勇者なんかじゃないのに、これじゃあ全ての島々に広まっているんじゃ…?
私が悩んでいると、団長さんと目が合った。
「お嬢ちゃん、すまなかったな…レウロには今からケジメを取らせるからよ、聞いてあげてくれ」
「え…?は、はい…?」
団長さんがレウロさんに向き直る。



