「いらっしゃい、いらっしゃい!」 「新鮮なのが入ってるよー」 「そこの冒険者様、一杯いかがですか~?」 街は様々な出店で溢れ、賑わっていた。 田舎から…というか山奥から出てきた私には全てが眩しい。 「迷子にならないよう気をつけないと…」 橋の架かった小道を行き、流れる川の水を見る。 澄んだ色合いの水は太陽の光に反射してキラキラと輝いていた。 「……ん?」