少女は仲間と“魔王”を倒す!


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 次の日。

 私達はグリスからの提案で、街で自由行動を取っていた。


 「明日の夜は窃盗団のアジトに乗り込むから、せめて今日くらいは羽を休めておこう」


 その言葉に賛同したは良いものの…私は今、とても困っている。

 こんな広い街、一人でどう過ごせばいいか分からない。

 ゼロの島にいたときもそうだったけど、山奥で育った私には都会って目が回る…。

 一人でしたいこともなく、宿屋に帰ろうかなと思ったとき、遠くにエトさんを見つけた。