私には、まだまだやらないといけないことがある…。
死んでたまるか…という思いで、夢から覚めた。
「浜松さん!聞こえますか」
「浜松さん」
「おい、やめとけって」
「もう死んでる」と、男が言った。男の名前は、梶。警察だった。
まだ息があるのに分かっておきながらあいつは…
公安だろ…とでも言うように守ってくれた。
意味不明。
私、そんな上の立場じゃないと、当時思ってた。
当時私は、世界トップのナンバーワンだったとされた。成績も綺麗さも何もかも…。
自分で認めてなかったわけじゃない。
でも…ちょっと不思議なことを思い出した。
母だ。
母が夢に出てきたのだ。
母との思い出は、曲に書いてきた。“Dream”に掛けて…。