大事な親友だって思ってくれてたんだ。

嬉しいな。

「安心しろ。日向のことは俺らに任せろ。」

奏が雫に向かって言う。

「日向!これからもよろしくね!」

雫が私にギュッと抱き着いてきた。

『うん。こちらこそ。』

私は、雫を強く抱きしめた。

しばらく、雫とそのまま抱きしめあっていた。

「よし!日向!活動頑張って!」

『ねぇ、詩太くん。』

「なんだ?」

『雫がね、詩太くんのファンなの。だからね、雫にサイン書いてくれない?』