雫は、私の一番の友達だから。


            ***


あっという間に、昼休みになった。

話を聞かれると、まずいから空き教室に移動した。

「それで、話ってなあに?」

空き教室の椅子に座ったと同時に雫が口を開いた。

『誰にも言わないでほしいんだけど、誰にも言わない?』

「もちろん。日向が秘密を誰にも言うはずがないじゃん。」

『雫、ありがとう。』

「親友だからね!」

『ふふっ あのね、驚かないでほしんだけど。』