「私は、13歳です!」

『私は、14歳です。』

「先輩と後輩...じゃなさそうだね。」

『雫は、遅生まれで1月20日なんです。』

「雫っていうんだね。素敵なお名前だ。君の名前は?」

『日向です。』

「そうか。いい名前だね。」

おじいさんとしばらく話していると、おじいさんが降りる駅に着いた。

「じゃあ、わしはここで降りる。席譲ってくれて、ありがとう。」

『当たり前のことですから。』