見ると、雫の後ろにおじいさんが立っていた。

『雫、横ずれて』

「うん?分かった。」

雫が横にずれて、おじいさんに話しかけた。

『あの、この席座ってください。』

「え、いいのかい?」

『はい。誰も座ってないのでどうぞ。』

「ありがとうね。」

おじいさんが座って、雫は私に寄ってきた。

『どうしたの?雫?』

「駅着いた後、カフェ行かない?」

『いいよ。』

「やった~!ありがと!」