響きあう恋のメロディー

窓の外を眺めていると、肩をちょんとつつかれた。

後ろを見ると、雫が立っていた。

どうやら、つついたのは雫のようだ。

『どうしたの?雫。』

「日向と話したくなってさ。何見てたの?」

『校門を見てた。』

「面白いの?」

『面白くないけど、なんか安心する。』

「安心?」

『何にも変わらない日常を感じるから。』

「そっか。あ、ねぇ‼」

『なあに?』

「最近有名なバンド知ってる??」